『七隈史学』第19号 2017.3 七隈史学会(福岡大学人文学部歴史学科)

『七隈史学』第19号 2017.3 七隈史学会(福岡大学人文学部歴史学科)の掲載論文で、気になるものをピックアップしておく。

【論文】
朝岡俊也「大野城市域の中世村落-貿易都市博多の周辺1-」

大津諒太・松田麻里「-福岡大学・福岡市地域連携事業「福岡城と城下を探る-築城と景観変遷を歴史的にみる-」-福岡市南区太平寺址所在中近世石造物の調査」

長安慧「防長型足鍋の編年」

【研究動向】
岡寺良「九州における山岳霊場遺跡研究の現状と課題」

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松尾剛次 2017 『中世叡尊教団の全国的展開』 法藏館 

中世日本で西大寺流律、著者が言うところの叡尊教団の展開を史料を駆使して、丹念にその動きを追った労作。

筑前国の所では、宰府最福寺の箇所で拙文にも触れて頂き、素直に嬉しかった。
これを励みとしてもっと石塔、律宗のことを考えていきたい。

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スバル レガシィアウトバック 助手席エアバックのリコールについて

ずいぶん前に、アウトバック助手席のエアバッグのリコールのために助手席のエアバッグを殺していたんだけど、昨日、スバルから交換部品が入荷したと書面で連絡があった。
だいたい申し込んで半年待ちだそうだ。
ディーラーにとってはいい迷惑な話だろう。スバルにとってもまさかあのタカタが…という感じだろうが。
当然一番困るのは末端の我ら。しかし、待つしか無い。

ちょうど12ヶ月点検の調整中だったので、合わせてやって貰うことにした。半日ぐらい時間がかかるので、予定を12月の頭にいれておく。代車はフォレスターということなので楽しみにしておこう。

リコール書面001

リコール書面002

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十割そば専門 そば処 五萬石

ランチ
太宰府市の通称5号線沿いに近年できたお店。
なかなか入る機会がなかったけど、昼間に来ることができた。

お店の外観


外観はきちんとした日本家屋。道路からは見えにくい。

記念樹


庭には何かしらの記念樹があった。20周年記念なのか。

玄関

店内


店内には多くの木が使われており、とても落ち着いた感じがしている。テーブルも1枚もので厚みがある板材を使っている。

ランチ そばとしらす丼


ランチは、そばとしらす丼。 そばは北海道の新そばが入荷していた。

しらす丼


これも季節のしらすということでしらす丼を選択した。

そば


メインのそば。盛りは少し少なめ。女性にはちょうどいいぐらいかも。
十割そばの割りにはコシがあり、滑らかな食感。
おいしかったです。

そば処 五萬石
住所:福岡県太宰府市吉松3-21-11
電話:092-918-5568
営業時間:11:00~14:30(os14:00)
       17:00~21:00(os20:30)
定休日:不定休(現在無休)
駐車場:あり

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公共の場での果樹の取り扱いについて思うこと

 日本の史跡整備で樹木を植えたり、元からある樹木を利用することは多いと思う。そのなかで、実を付ける樹木の取り扱いが気になっている。たとえば、梅や柿などがあげられるが、これらの実は誰のものなのかというのが問題になっている。史跡内で育ったものなので、誰ということはないみんなのものだと直感的には思うし、過去もそれで特に問題にはなっていなかった。ただ、近年は「活用」という面が大変に注目されており、その流れの中で、これら産物を有効に利用してはどうかという取り組みが盛んになってきた。
 
 こうなってくると当然、産出量が限りがあるわけで、いわゆる取りあいが生じてくる。また、業者が大量に取っていくことも指摘されており、問題になっている。
 実際に現場では多方面からの声に対応する有効な管理方法を見いだせてなく、果樹に「勝手に取らないでください」という看板を掛けざるを得ない状態になっている。しかし、手が回らずそのまま放置をしてしまうと実は腐って地面に落ち、「もったいない。なんとかしなさい」と電話が掛かってくる。そういう頭の痛い問題なのだ。

 下記の雑誌をみて、ドイツの取り組みを見て参考になるのではないかと思ったので取り上げてみた。ドイツでは果樹を植えたのが国民全員への飢餓対策だったので、現在でもその目的に沿った使用方法として問題を感じないのだが、さて日本ではどうか。古代の官道沿いにはドイツと同じ精神で旅人への饑餓対策として果樹を植えることが推奨されていたという記録が残っている『太政官符』天平宝字3年(759)。
 おそらく官道周辺の住民が、旅人のために植えられた果樹を実を食べていたとは考えにくいのだがどうだったのだろうか。みんなのモノ、自分のモノということわりが生きていたと思うのだが…。

 最近の日本では、「公共のものに対しては何をしてもよい、遠慮すると損だ」という考えが増えてきたのか、なんとも理解しがたいことが多い。公共性という神話が崩れた現在、先祖返りした管理社会になるのだろうか。今後も課題解決に向けて考えていかないといけない問題点だろう。

中村真人「World Scope from Berlin 自然の恵み食べ歩き」『AGORA』8・9合併号 日本航空株式会社より

ドイツでは、田舎だけでなく都市部でも、公共の場に多くの果樹が植えられており、それらの実は誰もが自由に食べていいことになっている。

アレーと呼ばれる並木道と果物の関係に深い歴史がある。
18世紀中期、プロイセンのフリードリッヒ大王やハプスブルク帝国の女帝マリア・テレジアは、貧しい人々のため公共の場に果樹を植えることを奨励した。そして、ナチス時代の1930年代、有事の国民の食料確保に備えて再び多くの果樹を植えることを奨励した。現在もその多くの果樹が残ってる。果樹の半分はリンゴで、四分の一が
洋梨、残りはスモモやサクランボ。

この通りにある果樹をマップに書き込めるようにしたのがNPOによる下記ページで、ドイツ国内では持続的なアイデアとして評価が高い。

参考
https://mundraub.org/
ムントルブのサイト。

ここ数年、財政難から行政の仕事が縮小されるなかで、市民が自主的に都市の景観作りに携わるのが世界的な傾向にある。

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『大分の中世石造遺物 第5集総括編』

先日、職場に表題の報告書が届いて、びっくりした。こんな凄い本が出ていることにもびっくりだが、もう4集も刊行されていたことにびっくりだった。
確認してみると、うちの職場にはちょうど1~4集が刊行されている時期に報告書が届いていなかったことがわかった…。これはこれで問題だが。

さて、大分県教育委員会が国庫補助事業として、平成20年から平成28年度までの9ヶ年計画で実施している「大分県古代・中世石造遺物分布調査」の調査報告書第5集(総括編)だけど、このような基礎調査がとても大事なことはいうまでもない。

今後、石造物を研究していく上では絶対に見ておくほうが良い報告書になっています。ただ…補助事業としてやっているので、報告書の部数に制限があるうえに、販売していないということ。せめて、そういう本はリポジトリに登録して欲しいものだ。

福岡県も中世城郭のあとは、古代・中世の石造物の集成をやってもらえないだろうか。

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福岡市埋蔵文化財調査報告書 第1142集 卯内尺古墳群 卯内尺古墳群第2次調査

報告書を読み込んでも、中世墓とされる16号墓SX016に関してなぜ中世墓と考えられるかという証左がまったく記述されていない。根拠がないのになぜ遺構年代が中世と判るのか、不思議でならない。
人骨出土。両膝を抱えていたとのことだが図面も写真もない。

卯内尺古墳群
第2次調査
福岡市南区老司3丁目545-3外

要 約
卯内尺古墳群は、福岡平野の西縁を画する油山山塊の片縄山から派生する舌状丘陵上に立地す
る小古墳群である。この舌状丘陵の基部には、卯内尺古墳や老司古墳などの前方後円墳が立地し
ている。前方後円墳の卯内尺古墳と小円墳群の間は120mの距離があり、この間に円墳が築かれ
ていた可能性は否定できないが、現状では墳丘に葺石を敷いた二段築成の円墳(4号墳)と低墳丘
墳の5基からなる。このうち2段築成の円墳の内部主体部は箱式石棺で、棺内には4人の被葬者
が合葬されていた。棺内には漆塗櫛が、棺外の小口壁上には鉄斧と鉄鎌が副葬されていた。西墳
裾には丹塗高坏と小型丸底壷が供献されていた。また、低墳丘墳の3号墳の内部主体部は木蓋土
壙墓、8号墳は木蓋で覆った箱式石棺墓で、棺内には滑石製臼玉が副葬されていた。同時に箱式
石棺の裏込めには4号墳の葺石が転用されていた。時期的には、4号墳は5世紀初頭、2・3・8
号墳は、4号墳に続く5世紀前半代と考えられる。また、古墳とは別に弥生時代の貯蔵穴や土壙
のほか中世の墓や時期不明の石組遺構が検出された。

種別
古墳群・
集落遺構

主な時代
弥生・古墳時代・中世

主な遺構
円墳・貯蔵穴・土壙・
中世墓

主な遺物
土師器・鉄製品・
石器

特記事項
2段築成の円墳と
低墳丘墳

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特別史跡大宰府跡の環境整備事業

【メモ】

特別史跡大宰府跡の環境整備事業実施報告書は、おおよそ40年前の1978年に福岡県教育委員会から刊行されている。

この報告書では大宰府関係史跡として、特別史跡大宰府跡・観世音寺境内及び子院跡・大宰府学校院跡の3つをあげている。

注目されるのは例言の註2で、「遺構の平面復原は、大宰府政庁の最終段階に合わせることを基本方針としているので、最終時期の遺構について重点をおき、抜萃し他は略した。」と記入があること。

『大宰府地区史跡の保存・管理計画』
A地区の環境整備について、積極的に史跡公園化する。発掘調査によって明らかになった遺跡・遺構は復元して公開するとともに、周辺を整備し、出土品等の保存展示施設を別途に設ける。

C地区 A、B地区に含まれる住宅区域 既存(昭和41年11月文化財保護委員会指定決定時)の建物・施設の改築、修理あるいは一部の増築を認める。

財団法人「古都大宰府を守る会」
法人の目的に、「第3条 この法人は、太宰府地方における歴史的風土及び文化財の保存及び活用を図ることを持ってその目的とする」とある。⇒歴史的風土と明言しているのが興味深い。

覚え書き
 経費の一部を負担することの覚え書きがまとめられている。
 >財団法人古都大宰府を守る会は、大宰府歴史公園整備前期5ヶ年計画に基づき、事業推進に必要な措置として設立されたところ…
 この覚え書きは、福岡県と太宰府市(当時は町)、財団法人古都大宰府を守る会の三者で行われている。
 覚え書きの2で、福岡県及び太宰府町は当該地の維持管理等守る会の事業に必要な経費の一部を補助する。

 

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ISP乗り換えに伴う違約金請求について

自宅のISPをどれにするかは良く検討するが、それを乗り換えるとなると大概めんどくさい話になるから、一度決めてしまうとずっとそのままという人も多いと思う。

自分もそうだった。

しかし、BBIQの飛び込み営業にいちゃんが来たので、思い立って変更してみた。

昔、BBIQを使っていたのだが、auの割引サービスと合わなかったのでSo-netに変更してしまったので、ある意味先祖返りである。

フレッツ光からの電力系ISPの乗り換えだが、特に何が変わったとかはない。手続きが少しめんどくさかっただけだが、営業にいちゃんが言うとおり、費用的な負担はBBIQが持つので負担は少ない。最後の手続きとして、So-netの違約金が明細がでたので、それをBBIQに請求する手続きがあったが、今日、書類を提出した。
お金での振り込みではなく、商品券が送られてくるということで備忘録としてここに記載しておく。

還元金のちらし

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2017年七隈史学会で頂いた論文抜き刷り

M崎先生並びにO津様ありがとうございました(私信)。

松田麻里「「生」字墨書土器」『七隈史学』第16号 2014年3月 七隈史学会

松田麻里「北九州市大興善寺の中世瓦と同文関係」『古文化談叢』第76集 2016年8月 九州古文化研究会

松田麻里「中世瓦にみる同笵関係とその意義-端部に宝珠文を伴う蓮華均等草文軒平瓦と梅鉢均等唐草文軒平瓦を対象として-」『九州考古学』第91号 2016年11月26日 九州考古学会

大津諒太 松田麻里「-福岡大学・福岡市地域連携事業「福岡城と城下を探る-築城と景観変遷を歴史的にみる-」-福岡市南区太平寺址所在中近世石造物の調査」『七隈史学』第19号 2017年3月

 

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